動物病院の求人票の見方 | 必ずチェックしたいポイントも解説
希望の動物病院に就職する際は、事前に雇用条件などをよく確認する必要があります。求人票を確認せずに就職活動を進めると、就職先選びで失敗するおそれがあります。そこで今回は、希望の職場を上手く見つけるための求人票の見方やチェックポイントについて解説します。
目次
動物病院の求人票の見方!必ずチェックしたい9つのポイント
1.雇用契約期間
2.職種・仕事内容
3.賃金・給与
4.勤務時間
5.勤務場所・転勤の有無
6.休暇・休日
7.雇用保険・社会保険
8.交通費
9.試用期間
動物病院の求人票とあわせて確認したいポイント
産休・育休・介護休暇制度の利用がされているか
賞与・昇給について
有給制度の利用がされているか
動物病院の求人票だけで確認できない場合はどうすればよい?
まとめ
1.雇用契約期間
2.職種・仕事内容
3.賃金・給与
4.勤務時間
5.勤務場所・転勤の有無
6.休暇・休日
7.雇用保険・社会保険
8.交通費
9.試用期間
動物病院の求人票とあわせて確認したいポイント
産休・育休・介護休暇制度の利用がされているか
賞与・昇給について
有給制度の利用がされているか
動物病院の求人票だけで確認できない場合はどうすればよい?
まとめ
動物病院の求人票の見方!必ずチェックしたい9つのポイント
動物病院の求人票を確認する際は、いくつかチェックすべきポイントがあります。ここでは、9つのチェックポイントについて紹介するので参考にしてください。
1.雇用契約期間
動物病院の求人票は、まず雇用契約期間を確認しましょう。動物病院によっては正社員ではなく、契約社員など非正規雇用の場合もあるため、希望する雇用体系かあるかどうかを確認する必要があります。
2.職種・仕事内容
動物病院の求人票で、職種や仕事内容を確認してください。動物病院であっても希望する職種が設定されていない可能性があるため、就職活動を行う前にきちんと確認しなければなりません。
3.賃金・給与
給与体系も動物病院により異なるため、給与体系については下記の5つを確認してください。
固定給
正社員採用の場合は、固定給であることが多いです。固定給の場合は、一定の金額が支払われるため安定した生活を送れます。時間給や月給制などが一般的であり、賃金の支払金額が固定されている特徴があります。
基本給
基本給は、病院から支払われるベースとなる金額です。手当などの金額は基本給に含まれません。給与は基本給に残業手当などの諸手当が含まれた金額のことであり、手当がない病院の場合は基本給が月額の給料になります。
日給月給制
日給月給制は、1日単位で給与が計算されるため、仕事を休まない限りは月給が固定されます。しかし、月によって日数が異なるため、労働日数が多ければ給与も増えます。残業した場合はその時間分は給与に加算されるため、働けば働くほど給与が増える特徴があります。
年俸制
年俸制は、実績や評価をもとに年間の給与が決まります。前年度の実績に応じて決められることが多く、病院により条件は異なります。年俸は賞与を含めた金額のため、業績による変動がないことがメリットです(賞与の支払いに法的な義務はありません)。ただし、1年の給与が確定しているため、次年度まで給与アップのタイミングがないことがデメリットといえるでしょう。
残業代の有無
残業代があるかどうかの確認も必要です。残業代は病院により割合が異なるため、求人票でいくらの残業代をもらえるのかを事前に確認する必要があります。動物病院は残業もあれば、休日にも出勤する場合もあります。そのため、残業代の有無については必ず確認しておきましょう。
4.勤務時間
勤務時間も動物病院の求人票を確認するうえでは重要な項目です。勤務時間は病院により大きく異なり、勤務時間の長い病院だと残業が毎日ある可能性があります。また、休診日に働くこともあるため、残業代や休日出勤の賃金がどれぐらい発生するか確認するのが望ましいです。多く働きたい方は、勤務時間や残業時間が長いところを選びましょう。
5.勤務場所・転勤の有無
勤務場所を確認してください。小さな動物病院に就職する場合は、基本的には転勤はありません。一方、大きな病院などに就職した場合は転勤が発生する可能性があります。転勤の有無については、求人票に記載されているケースが多いため、転勤を希望されない方は転記の無い動物病院を選びましょう。
また、勤務場所と自宅は近い方が良いでしょう。実際、就職先が決まったら、その場所に合わせて引っ越し先を考える方が多くいます。勤務終了間際に急患が訪れた場合は残業をして対応しなければならないことが多く、帰宅時間が遅くなる可能性があるからです。電車通勤などで遠方から通勤する場合、休息にあてる時間やプライベートの時間が短くなってしまいます。
また、勤務場所と自宅は近い方が良いでしょう。実際、就職先が決まったら、その場所に合わせて引っ越し先を考える方が多くいます。勤務終了間際に急患が訪れた場合は残業をして対応しなければならないことが多く、帰宅時間が遅くなる可能性があるからです。電車通勤などで遠方から通勤する場合、休息にあてる時間やプライベートの時間が短くなってしまいます。
6.休暇・休日
求人票で、休日の曜日も確認しましょう。動物病院により休日としている曜日が異なり、なかには年中無休の病院もあります。多くの場合は祝日や日曜日、木曜日を休みにしていることが多いです。土曜日の午前だけ診療をして、土曜日の午後からは休診日としている病院もあります。
完全週休二日制の動物病院で働くと休みをしっかり確保できるため、プライベートの時間も有意義に過ごせます。完全週休二日制の勤務は一週間のサイクルが決められているため、だれかの代わりに出勤することも少ないです。最近では週休三日の動物病院もあります。いずれにしても休日の多さに比例して給与も変動するため、希望する雇用体系をあらかじめ明確にしておく必要があります。
完全週休二日制の動物病院で働くと休みをしっかり確保できるため、プライベートの時間も有意義に過ごせます。完全週休二日制の勤務は一週間のサイクルが決められているため、だれかの代わりに出勤することも少ないです。最近では週休三日の動物病院もあります。いずれにしても休日の多さに比例して給与も変動するため、希望する雇用体系をあらかじめ明確にしておく必要があります。
7.雇用保険・社会保険
社会保険などの福利厚生も求人票できちんと確認しましょう。正社員として働く場合は、雇用保険のある動物病院が大半ですが、アルバイトやパートなどで働く場合は雇用保険の加入がない可能性があるので注意が必要です。雇用保険に入っていると、会社を辞めた際に失業保険をもらえる、職業訓練を受けられるなどのメリットがあります。また、健康保険や厚生年金、労災保険などの福利厚生も確認してください。動物病院によっては、労災保険があるほうがよい場合があります。たとえば、大型犬の動物を治療する際に万が一噛まれた場合は、労災保険から治療費などが負担されます。動物病院によってけがや感染症のリスクが異なるため、労災保険の有無を確認することが重要です。
8.交通費
動物病院により交通費の支給額が異なるため、どのくらい負担してもらえるかや、通勤手段により条件を定めているかどうかを確認してください。地方で就職する場合は、車通勤になることもあります。交通費支給がない動物病院の場合、交通費により出費がかさむため、総合的に収入が少ないと感じるかもしれません。
9.試用期間
動物病院によっては、試用期間を定めているところもあります。試用期間中に仕事のやる気や熱意が感じられないと、試用期間経過後に雇われない可能性があります。試用期間が定められている動物病院は、正式な正社員採用ではなくアルバイトと同じ感覚で働かなければなりません。
試用期間の場合は仮採用であるため、積極的に仕事を覚える熱意が必要です。解約権留保付労働契約などと求人票に記載されているため、採用方法についてもよく確認してください。
試用期間の場合は仮採用であるため、積極的に仕事を覚える熱意が必要です。解約権留保付労働契約などと求人票に記載されているため、採用方法についてもよく確認してください。
動物病院の求人票とあわせて確認したいポイント
上記の内容以外にも、いくつか確認しておくポイントがあります。求人票だけを確認して後悔しないために、次のポイントを確認してください。
産休・育休・介護休暇制度の利用がされているか
育休や産休制度が整っている動物病院を探しましょう。とくに女性の場合は、出産すると長期的に働けなくなるため、育休や産休制度が整っている動物病院が望ましいです。育休や産休制度が整っている動物病院に就職できれば、産休や育休などで働けない期間も賃金が保証されます。
動物病院により育休制度や産休制度の有無は異なります。なかには産休制度はあるけれど、育休制度がない動物病院もあります。昨今は、男性でも育休制度を取得するのが主流になりつつあるため、就職をする前に福利厚生をきちんと確認しておくのが望ましいです。
また、介護休暇制度を取得したい方は働きたい動物病院に介護休暇制度があるかどうかの確認も必要です。
動物病院により育休制度や産休制度の有無は異なります。なかには産休制度はあるけれど、育休制度がない動物病院もあります。昨今は、男性でも育休制度を取得するのが主流になりつつあるため、就職をする前に福利厚生をきちんと確認しておくのが望ましいです。
また、介護休暇制度を取得したい方は働きたい動物病院に介護休暇制度があるかどうかの確認も必要です。
賞与・昇給について
賞与や昇給についても、求人票に具体的に書いてあることが望ましいです。すべての動物病院で賞与があるわけではなく、賞与がない場合もあります。賞与のない動物病院で働くと、総合的な収入が少なくなるため確認しておきましょう。
また、昇給制度が充実している動物病院を選びましょう。動物病院によっては、資格を取得したり社内研修を受けたりすると昇給する場合があります。能力に合わせて昇給となる動物病院では、ご自身の能力や積極性を職場で発揮する必要があります。毎年1万円ずつ昇給するなど条件を定めている動物病院もあるため、賞与や昇給条件も事前に求人票で確認してください。
また、昇給制度が充実している動物病院を選びましょう。動物病院によっては、資格を取得したり社内研修を受けたりすると昇給する場合があります。能力に合わせて昇給となる動物病院では、ご自身の能力や積極性を職場で発揮する必要があります。毎年1万円ずつ昇給するなど条件を定めている動物病院もあるため、賞与や昇給条件も事前に求人票で確認してください。
有給制度の利用がされているか
有休消化率の確認も必要です。有休制度があっても有休消化率が低ければ、職場として有休を取りづらい環境といえるでしょう。人手不足の動物病院では、有給休暇が取りづらいため年間で有給休暇を消化しきれない場合があります。求人票に有休消化率を掲載している場合があるため、必ず確認して雇用先を選んでください。
動物病院の求人票だけで確認できない場合はどうすればよい?
求人票だけでは、希望の動物病院が見つからない可能性があります。求人票だけで判断できない場合はエージェントを通して、評価を確認するのもよいでしょう。エージェントに相談すると、ご自身の希望に合う職種を探してくれるため、わざわざ細かい内容を求人票で確認する必要はありません。また、面接対策や応募書類の添削などもエージェントが対応してくれる場合もあるため、わからない場合は相談しましょう。
動物病院の求人票だけでなく、口コミも確認してみましょう。働いている方だけでなく、動物病院を利用した方の声を聞くと動物病院の雰囲気がわかります。接客態度や清潔さ、設備などは口コミを見るとわかる点もあるため、一度検索してみてください。しかし、口コミをすべて鵜呑みにするのはよくないため、参考程度に留めましょう。
動物病院の求人票だけでなく、口コミも確認してみましょう。働いている方だけでなく、動物病院を利用した方の声を聞くと動物病院の雰囲気がわかります。接客態度や清潔さ、設備などは口コミを見るとわかる点もあるため、一度検索してみてください。しかし、口コミをすべて鵜呑みにするのはよくないため、参考程度に留めましょう。
まとめ
今回は、動物病院の求人票の確認の仕方について解説しました。動物病院の求人票をきちんと確認しておかないと、就職してから「思っていた業務と違った」といったケースも起こるため注意が必要です。求人票でわからないことがある場合は、エージェントや口コミも確認して希望の動物病院を探しましょう。