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小動物臨床に向いている人の特徴とは?求められるスキルも詳しく紹介

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獣医師の仕事は、動物を助けるだけでなくさまざまな仕事を任せられるため、動物が好きなだけでは続けられないかもしれません。それでは、いったいどのような人が獣医師に向いているのでしょうか。今回は、小動物臨床における獣医師として向いている人の特徴について解説します。

目次

獣医師に向いている人の特徴とは
 体力と根気強さがある人
 感情移入しすぎない人
 好奇心旺盛で向上心が高い人
 柔軟に行動ができる人
 チームで取り組みができる人
 社会貢献したい人
獣医師に向いていない人の特徴
 獣医師に求められるスキル
 コミュニケーション能力
 洞察力・判断力
 問題解決能力
まとめ

獣医師に向いている人の特徴とは

獣医師は動物を治療するための知識や技術力だけでなく、コミュニケーション能力や忍耐力も必要です。ハードワークの仕事も求められるため、どのような人が獣医師に向いているか知っておくことは重要です。ここでは、獣医師に向いている人の特徴を6つ紹介します。

体力と根気強さがある人

動物の診療をおこなう獣医師は、体力が必要です。治療対応の時間外で施術をおこなうこともあり、労働時間が非常に長いと感じる人もいるでしょう。労働時間が長いと体力や精神力ともに疲労し、ストレスが溜りやすくなります。休日にも急患が入ることがあり、プライベートの時間があまり確保されないこともあります。
したがって、獣医師には根気強い人が向いています。獣医師の仕事は肉体的だけでなく、精神的にもつらいと感じることがあります。治療で上手くいかないこともあり、挫折して仕事を辞めていく人も少なくありません。

感情移入しすぎない人

次に、感情移入しすぎない人は、獣医師に向いています。獣医師である以上、動物の最後を見届けることもありますが、毎回感情移入していると業務を続けられません。愛情をもって動物のケアをおこなうことは重要ですが、あまり感情移入しすぎないようにしましょう。

好奇心旺盛で向上心が高い人

好奇心や向上心の高い人は、獣医師に向いている人の特徴をもっています。獣医師はステップアップが可能な職種なため、好奇心が高ければ多くの業務に取り組めます。獣医師は病気の治療や薬の効能、公衆衛生など幅広い知識が必要なため、自分で学んでいく姿勢を持っている方は楽しく仕事を続けられるでしょう。
また、獣医師としてのスキルを向上させることや認定医取得などを目指すことは日々の仕事のモチベーションにもなり、積極的に資格を取得することで、病院によっては昇給につながる場合があります。

柔軟に行動ができる人

獣医師の仕事は、柔軟に行動できる人向いているといえます。獣医師は同じ業務の繰り返しではなく、想定していない業務をおこなうこともあります。どのような場合でも柔軟に対応できないと、動物の命を危険に冒してしまう可能性があります。
今まで成功していた方法が上手くいかなくても、改善しようという意識を強く持つことが獣医師には大切です。

チームで取り組むことができる人

獣医師は、一人で仕事をするわけではないため、チーム一丸となって取り組める方が向いています。病院で働く際は、ほかの職員とのコミュニケーションを大切にして、決まりごとはきちんと守る必要があります。

社会貢献したい人

社会貢献したい人は、獣医師の仕事に向いています。動物を助ける獣医師は動物の命を助ける役割を担うため、動物の健康や命を守った際は飼い主に感謝されやりがいを感じられるでしょう。動物の命を守ることで、直接社会に貢献したという実感が得られます。

獣医師に向いていない人の特徴

獣医師に向いている特徴を紹介しましたが、反対に獣医師に向いていない人もいます。動物が好きというだけでは続けられる職業ではないため、下記に紹介する特徴にご自身が合っているか一度確認してみてください。

獣医師に求められるスキルがない人

獣医師に求められるスキルがない人は、獣医師に向いていません。
獣医師でのスキルは、働きながらも努力次第では身につけられます。現在スキルがなくても、獣医師に求められるスキルがあると乗り越えていけるため、積極的に学んでいく姿勢が必要です。動物病院で働きながら、徐々に自分の実力をつけていけば問題ありません。

コミュニケーション能力が低い人

コミュニケーション能力が低い人は、獣医師に向かない場合があります。獣医師になるとチームで動くことが多いため、周りと連携できないとうまく仕事を進められません。動物の命や感染症を対策するには、効率的に業務を進める必要があります。
また、獣医師になると動物の飼い主とコミュニケーションをとる必要があります。獣医師は動物の容体について飼い主と会話する必要があり、上手くコミュニケーションを取れなければ診療をおこなえません。ペットは自分から症状を伝えられるわけではないため、飼い主と上手くコミュニケーションをとることが重要といえます。

洞察力・判断力が乏しい人

洞察力や判断力が乏しい人は、獣医師には向いていません。獣医師は動物の状態から体調の状態を把握しなければならないため、鋭い洞察力が必要です。動物の容体が悪い状態にもかかわらず病気を放置してしまうと、症状が悪化する可能性があります。同じ診療であっても、日々緊張感をもって診察しなければいけません。
また、予想しない出来事も起こりうるため獣医師には判断力も必要です。すぐに対応できる業務ばかりではなく、スキルだけでは対応できない業務を任されるかもしれません。できない業務はきちんとできないことを伝える必要があり、スキルや知識がないまま業務を遂行させるとあとで取り返しのつかないことになります。

問題解決能力がない人

獣医師をしているとさまざまな問題に直面するため、獣医師には問題解決能力が必要です。わからないことを先延ばしにする人や、すぐに問題を解決しようと努めない人は、獣医師に向いていないかもしれません。動物の症状によっては急を要する場合があるため、直面した問題をすぐに解決する能力が求められます。
自分だけで解決できない問題があれば、周りと協力することも必要です。わからないときは動物の知識や技術の豊富な方に相談したり、獣医師のセミナーを受講したりして、ご自身のスキルアップを意識してください。知識や技術を身につけて、どのような問題でも対応できる獣医師を目指しましょう。

まとめ

今回は、獣医師に向いている方の特徴について解説しました。獣医師は身体的にも精神的にもハードな職種であるため、柔軟な対応力を持つ方に向いています。コミュニケーション力も重要なスキルのため、チームと楽しく働いていける方は獣医師に向いているでしょう。