1. トップページ > 
  2. 転職役立ちコラム > 
  3. 動物病院の就活はいつから始める?就職までの流れと押さえておくべきポイント

動物病院の就活はいつから始める?就職までの流れと押さえておくべきポイント

獣医学生,獣医師,実習,インターン,実習ツアー
動物病院で働きたい場合、就活はいつから始めるのが適切なのでしょうか。適切な時期に就活をしないと希望の動物病院で働けない場合があるため、就活のポイントを抑えておく必要があります。そこで今回は、動物病院の適切な就活のタイミングや具体的な流れについて紹介します。

目次

動物病院の就活はいつから始める?就活に適した時期
 5年生の春休み~夏休み
 5~6年生の春休み
希望の動物病院のみつけ方と就職までの流れ
 実習先の動物病院を探す
 希望の動物病院にアポイントを取る
 見学と実習に参加する
 実習のお礼連絡をする
 獣医師の資格取得・内定をもらう
動物病院の就活で押さえておくべきポイント
 就職後のキャリアプランを立てておく
 やりたいこと、ゆずれないポイントを洗い出す
 希望の病院と取り組みたい分野があっているかをチェックする
 病院の特徴・院長の方針を確認しておく
まとめ

動物病院の就活はいつから始める?就活に適した時期

獣医学を学ぶ大学は、6年制です。 動物病院の就活をする場合、大学6年生の夏休みまでには就活実習を終えている学生が多いです。ですから、遅くとも5年生から就職活動を意識しておく必要があります。就活の時期を間違えると実習に参加できないだけでなく、働きたい動物病院の採用時期を逃すかもしれません。ここでは適切な就活時期について紹介します。

5年生の春休み~夏休み

就活を早く終わらせるためにも、実習に早く取り組む必要があります。実習にも適切な時期があるため、受入動物病院が多い時期に実習を受けるのが望ましいでしょう。
4月~6月頃は、動物病院の繁忙期にあたるため、希望の動物病院の実習を受けられない可能性があります。就職を希望する病院の実習期間については、事前に確認しておきましょう。
大学5年生から就職活動を行う場合は、ある程度どの分野に進むかを決めておく必要があります。たとえば、小動物以外の分野に進みたい場合は、ほかの分野の実習にも参加して経験の幅を広げておかなければいけません。
就活シーズンに焦って実習に参加しても、ご自身の希望の職種が見つからない可能性があります。就職活動を計画的に進めるためには、できるだけ早くから実習を受けておくことが望ましいです。

5~6年生の春休み

大学6年生の春休みまでには、多くの人が就職先を決めています。近年は、大学5年生が終わるまでに就職先から内定をもらっている人も多くいます。早く就職先が決まれば、大学の卒業論文と国家試験のことだけを考えればよいため、勉強に集中できます。

希望の動物病院のみつけ方と就職までの流れ

希望する動物病院をみつけておくと、スムーズに就活活動を行えます。ここでは、動物病院の探し方について解説します。

実習先の動物病院を探す

まずは、実習先の動物病院を探します。実習先の動物病院にそのまま就職できることも珍しくないためです。また、実習先が就職先とはならなくても、実習に参加することで希望する動物病院の特徴をイメージできます。

希望の動物病院にアポイントを取る

実習に参加したい動物病院に、アポイントをとりましょう。すべての動物病院が募集をしているわけではないため、ネット上に詳細をみつけられない場合は直接動物病院に確認する必要があります。動物病院のホームページなどで求人を募集していなくても、アポイントをとることで就職面接を実施してもらえる場合もあります。希望の動物病院を見つけた際は、一度動物病院にアポイントをとって実習に参加しましょう。

見学と実習に参加する

見学や実習は、動物病院の雰囲気を直接感じられる絶好の機会です。見学実習を通して将来の働き方をイメージしやすくなるため、参加されることをおすすめします。
また、希望の動物病院で面接を受ける際は、希望の動物病院に見学をしたことをアピールでき、働きたい意志を示せます。興味のある動物病院が見学や実習を行っている場合は、積極的に参加しましょう。
動物病院の見学や実習に参加すると、「思っていた仕事内容ではなかった」と思う可能性もありますが、想像と違ったとしても参加したことは無駄にはなりません。実習に参加することで働きたい環境を再確認できるため、今後の職場選びに活かせます。

実習のお礼連絡をする

実習に参加したあとは、必ずお礼の連絡をしましょう。お礼の連絡はマナーであり、そのことをきっかけに採用を検討してもらえる可能性もあります。

獣医師の資格取得・内定をもらう

獣医師資格は、国家試験に合格する必要があります。また、獣医師として就職するには獣医師の国家試験に合格するだけでなく、希望の動物病院の内定をもらわなければいけません。どちらか一方に注力するのではなく、国家資格の取得と就職活動の両方に力を入れて、将来の働き先を探してください。
働きたい動物病院に内定をもらっても、働く目的は常に持ち続けましょう。獣医師として働くには最新の獣医学を常に知っておく必要があるため、向上心をもって勉強する姿勢が必要です。スキルアップをはかることで、転職や昇給などキャリアアップも目指せます。

動物病院の就活で押さえておくべきポイント

動物病院の就活をするうえで、いくつかポイントを抑えておく必要があります。何も考えずに就職活動を行うと、働きたい就職先をみつけられないだけでなく、就職できない可能性があります。就職活動で失敗しないためにも、以下の点に注意してください。

就職後のキャリアプランを立てておく

希望の動物病院を探す際は、就職後のキャリアプランを考えて就職活動を行いましょう。獣医師として動物病院で働くにあたり、将来的に自分で動物病院を開業するかどうかも考えておく必要があります。
将来、自分で開院したい場合は、動物病院に関して多くの病院で経験を積んでおくことが望ましいです。
動物病院を開業することだけでなく、認定医の取得を念頭に置いて動物病院を選ぶのもよいでしょう。動物病院でキャリアップを目指すには、認定医取得が必須です。職場によっては認定医の取得をサポートしてくれるところもあるため、希望する就職先が将来のキャリアプランに適しているかも確認してください。獣医師はさまざまな働き方を選択できるため、希望する働き方をイメージしながら就職活動を行いましょう。

やりたいこと、ゆずれないポイントを洗い出す

就職する際のゆずれないポイントを考えて、就職活動を行いましょう。動物病院のなかには残業時間が長く、長時間働かなければいけない病院もあります。労働条件なども細かくチェックし、ご自身の働き方に合っているかも確認してください。
土日に休みがほしい方は、動物病院自体が土日休みのところに就職するのがおすすめです。動物病院が土日も診察を行っているならば、休日であっても臨時で呼び出されることがあります。プライベートと仕事をきっちり分けて働きたい方は、労働時間を入念に確認しましょう。
また、獣医師としてどのようになりたいか、目標を持つことも大事です。将来の目標を具体的に決めていると、就職先を決めやすくなります。

希望の病院と取り組みたい分野があっているかをチェックする

ご自身の取り組みたい分野と合っている動物病院かどうかもチェックしてください。動物病院でも犬専門や爬虫類専門など、専門としている分野がそれぞれ異なります。就職してから後悔しないためにも、希望する動物病院で本当に働きたい分野があるかを確認する必要があります。
すぐに退職してしまうリスクを回避するためにも、妥協して就職先を選ぶことはやめましょう。前もって実習や見学に参加することで、ご自身の働きたい分野が明確にわかります。

病院の特徴・院長の方針を確認しておく

動物病院の就職活動をはじめる前に、それぞれの動物病院の特徴を確認しましょう。動物病院により、独自のルールがある可能性があります。事前によく調べておかないと、本来希望している仕事内容に沿わない可能性があるためです。
また、病院により院長の方針も異なるため確認することが重要です。ご自身の希望と院長の方針が一致していると、就職した際もやりがいをもって働ける可能性が高いです。病院の特徴や院長の方針は、ホームページなどに掲載されていることが多いため確認しましょう。

まとめ

本記事では動物病院の就活は、いつから始めるべきかについて解説しました。動物病院の就職活動は比較的早いうちから始めるのが理想です。大学5年生の頃から内定をもらう方もいるため、できるだけ早めに行動したほうがよいでしょう。