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動物病院の実習について解説 | 実習先の選び方や注意点も解説します

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みなさんは、動物病院の実習先の選び方についてご存じでしょうか。動物病院によっては実習期間や学べる内容が異なるため、実習内容について知ることが必要不可欠です。動物病院での実習は将来の就職に直接関わるため、ご自身の経験したい病院を選ぶことが大切です。そこで今回は、実習先の選び方や注意点について解説します。

目次

動物病院の実習内容
動物病院の実習を受けるメリット
 実際の働き方や環境を感じられる
 自分のやりたい分野の確認につながる
 自分の求める条件が発見できる
動物病院の実習の参加時期は?
動物病院の実習時の服装と持ち物
動物病院の実習時間や日程
動物病院の実習先の選び方
 臨床経験がどのくらい積めるかで選ぶ
 教育制度が整っているかで選ぶ
 院長の方針を確認する
動物病院の見学に関する注意点
動物病院の基本的な1日の流れ
まとめ

動物病院の実習内容

動物病院での実習は、学校では学べないことを経験できるため、動物病院のリアルを知りたい方は必ず参加すべきです。病院により異なりますが、1日~数日間かけて実習を行う場合もあり、期間や学びたい実習内容に応じて選択するのがよいでしょう。
動物病院の獣医師の実習内容は診察や受付、手術の見学などがあります実習の内容だけでなく、動物病院の1日の流れを経験できるため、病院での将来働くイメージをつかみやすいでしょう。

動物病院の実習を受けるメリット

動物病院の実習を受けると、さまざまなメリットがあります。ここでは、動物病院の実習に参加するメリットを3つ紹介します。

実際の働き方や環境を感じられる

動物病院の実習を受けることで、実際に働いている姿をイメージしやすくなります。大学で知識を学んでいるだけでは、具体的にどのような仕事をするかイメージできません。実際に働いてみて楽しい発見などもあるかもしれないため、動物病院で働こうと考えている方は一度実習を受けることをおすすめします。

自分のやりたい分野の確認につながる

動物病院で実習を受けると、自分のやりたい分野を再確認できます。実習を受けて楽しい発見があればいいですが、人によっては思っていた実習と違った、という可能性もあるでしょう。イメージしていた仕事内容と異なる場合は、仕事を考えるきっかけにもつながります。就職したあとに後悔することを避けるためにも、動物病院の実習に参加して早めに自分の特性を知るきっかけとしましょう。

自分の求める条件が発見できる

動物病院の実習を受けることで、就職時のゆずれない条件を決定できます。実際に働くと想像していない業務を行うこともあるため、自分が希望する働き方の条件を確認できます。
たとえば、製薬会社に就職したところ「薬の開発だけの業務と思っていたのに、実際に働いてみたら営業を任された」というケースもあります。ご自身の働き方の条件が確定しているならば、具体的にどのような仕事を任されるか実習を通して確認しておくことが重要です。また、希望の職種を探す際は自己分析を行いましょう。自分の性格や特徴を紙に書きだし、どのような仕事内容が適しているか確認するのが望ましいです。自己分析を行わないと、自分に合わない職種に就職してしまう可能性があるためです。

動物病院の実習の参加時期は?

動物病院の実習の参加時期は、病院により異なります。
また実習期間は1日~数週間と期間が異なるため、ご自身の予定に合わせて実習先を決定しましょう。

動物病院の実習時の服装と持ち物

実習中の服装は、基本的にはスクラブや白衣を持っていけば問題ないでしょう。しかし、病院によっては服装の色を指定している場合もあるため、実習の予約をする際に事前に確認しておきましょう。
動物病院までの服装は、基本的に私服で問題ありません。その際は目立つような服装は避けて、清潔感ある服装を選んで参加してください。
実習に持っていく持ち物は実習服や筆記用具、メモ帳、飲み物などです。持ち物に関しても、予約をする際に確認しておきましょう。実習服は病院によっては貸出してくれる場合もあるため、一度聞いておくことをおすすめします。

動物病院の実習時間や日程

動物病院での実習時間は、病院により異なります。基本的には1日の仕事の流れを紹介してくれる場合が多く、およそ8時間は実習を受けると考えておきましょう。日程も病院が指定する日程で行われるため、あらかじめ確認しておく必要があります。
動物病院の忙しい時期には実習は行われず、いつでも受けられるわけではないので注意が必要です。

動物病院の実習先の選び方

病院の数は多いため、どこの病院の実習に参加すればよいか迷う方も多いでしょう。ここからは動物病院の実習先の選び方について解説します。

実習内容で選ぶ

すべての動物病院が同じ実習内容とは限りません。応募する前に実習内容を調べておくことも重要です。獣医師免許のない人に臨床はできないため、動物病院の実習は大体見学か雑用であることが多いですが、応募前に、実習がどのような内容で実施されるかをしっかり確認してください。実際に手を動かす実習や映像を見て学ぶ実習なども異なるため、比較検討しながらご自身の受けたい実習先を探しましょう。

教育制度が整っているかで選ぶ

教育体制が整っているかをみて選ぶことも重要です。実習先の動物病院のなかには、病院スタッフがつきっきりで対応してくれる場合もあります。サポートを丁寧に行ってくれる病院であれば、実習中もより多くのことを学べるためおすすめです。
教育制度が整っているかの確認は、実習を受けたことのある方の意見を参考にしてください。先輩にどこの実習先を経験したかを確認し、評価のよかったところの実習を受けるのがよいでしょう。教育体制が整っているところの実習を受けられれば、わからないことなどもすぐ聞けるため安心して実習に専念できます。

院長の方針を確認する

実習に応募する前に、動物病院の院長の方針も確認してください。実習中に聞かれることはそれほど多くはありませんが、動物病院によっては独自のルールやマナーが設定されていることもあるため、事前にホームページなどで確認しておきましょう。

動物病院の見学に関する注意点

動物病院を見学する際は、いくつか注意点があります。実習に参加する際は働いている方の迷惑にならないように、てきぱき行動することです。知り合いと一緒に実習に参加して会話ばかりしていると、働いている同業者の方の迷惑になるので気をつけましょう。
また、実習を受ける際は学ぶ姿勢を示しましょう。動物病院スタッフに感謝と敬意の心をもつことで、実習中に困ったときは親身に相談に乗ってくれるはずです。積極性に働きかけ、動物病院側が雇いたいと思うようなふるまいを意識して参加しましょう。

動物病院の基本的な1日の流れ

実習の流れは、それぞれの動物病院によって異なります。ここでは基本的な1日の流れについて紹介します。

基本的な1日の流れ

8:30-------------出勤
8:30~9:00-----朝礼(掃除、点呼、ミーティング)
9:00~12:00---午前の診療・検査
12:00~15:00--昼休憩
15:00~16:00--院長との面談
16:00~18:00--午後の診療・検査・片付け

まとめ

本記事では、動物病院の実習先の選び方について解説しました。実習先を選ぶ際はどのような内容を経験したいかを確認することが重要で、単に自宅から近いところを選んでしまうと、実習先選びで失敗する可能性があります。今後就職する際に重要な経験になるため、ご自身が通いたいと思う場所で実習を受けるのが望ましいです。